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第4章 俺は琉じゃないよ?

「白取さん……」
「え?」
愛里咲の声が震えている事に気付き、渚は再び視線を愛里咲へ向けた。
「白取さんと…仕事、してるんでしょ?
……大丈夫? 何も、されてない?」
大丈夫かと聞きながら、愛里咲の方が辛そうな顔をする。
(愛里咲は、白取さんに何かされたんだ……)
直感的に感じたそれを心の奥へと仕舞い、
渚は、自分よりも泣きそうになっている愛里咲へと笑顔を向けた。
「実は…さ……」
──────────……
渚が愛里咲に、白取からのセクハラを相談している頃、
授乳中の愛里咲に気を利かせた琉と翔の姿は、翔の部屋にあった。
「愛里咲の元気がないとか、渚に言ったんだろ?」
パソコン机に寄り掛かった琉が、ベッドに座る翔へと冷たい視線を送る。
「ごめん…あれ以来愛里咲ちゃんの元気がないからさ、気になって……」
「え?」
愛里咲の声が震えている事に気付き、渚は再び視線を愛里咲へ向けた。
「白取さんと…仕事、してるんでしょ?
……大丈夫? 何も、されてない?」
大丈夫かと聞きながら、愛里咲の方が辛そうな顔をする。
(愛里咲は、白取さんに何かされたんだ……)
直感的に感じたそれを心の奥へと仕舞い、
渚は、自分よりも泣きそうになっている愛里咲へと笑顔を向けた。
「実は…さ……」
──────────……
渚が愛里咲に、白取からのセクハラを相談している頃、
授乳中の愛里咲に気を利かせた琉と翔の姿は、翔の部屋にあった。
「愛里咲の元気がないとか、渚に言ったんだろ?」
パソコン机に寄り掛かった琉が、ベッドに座る翔へと冷たい視線を送る。
「ごめん…あれ以来愛里咲ちゃんの元気がないからさ、気になって……」

