この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
コンプレックス
第6章 弟の友達
双子を寝かしつけ、愛里咲はホッと一息吐き出す。
ようやく首が据わり、両手を使えば2人を抱き上げられる。
そうなれば2人同時に授乳も出来、今までよりは泣かせる時間も減って、自分の時間が増える。
(琉ちゃんには絶対見られたくない…)
上半身を惜しみなく晒すその姿を思い出し、愛里咲はくすりと小さく笑った。
ガチャ…
玄関から静かな開閉音が聞こえる。
双子を連れて出掛けるのは億劫で、ほぼ毎日家に引き篭もっている愛里咲。
唯一の話し相手は琉であり、その帰宅を待ち侘びる毎日で、琉の足音ですら聞き分けられるようになっていた。
「おかえり〜」
待ってましたとばかりに、満面の笑みでパタパタと駆け寄る愛里咲。
出迎えた愛里咲を、琉はいきなり抱き締めた。
ようやく首が据わり、両手を使えば2人を抱き上げられる。
そうなれば2人同時に授乳も出来、今までよりは泣かせる時間も減って、自分の時間が増える。
(琉ちゃんには絶対見られたくない…)
上半身を惜しみなく晒すその姿を思い出し、愛里咲はくすりと小さく笑った。
ガチャ…
玄関から静かな開閉音が聞こえる。
双子を連れて出掛けるのは億劫で、ほぼ毎日家に引き篭もっている愛里咲。
唯一の話し相手は琉であり、その帰宅を待ち侘びる毎日で、琉の足音ですら聞き分けられるようになっていた。
「おかえり〜」
待ってましたとばかりに、満面の笑みでパタパタと駆け寄る愛里咲。
出迎えた愛里咲を、琉はいきなり抱き締めた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


