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第17章 親父登場！！！

「蓮、どうしたの？」


「えっ？いいや何でもねーよ！！うまそうだなー腹減った！！」


俺は、七海の作ってくれた夕飯を食べた。


「ねぇ。蓮・・・お父さんの事、聞いても良い？」


ずっと気になってたんだろうな・・。


悪そうに聞いてくる・・。


「飯終わってからでも良いか？せっかくうまい料理が台無しになっちまうしさ・・」


「うん・・良いよ」


俺たちはそれから何気ない会話を楽しみながら夕飯を済ませた。


七海は片付けをしてる間、俺は風呂の準備をする。


役割分担を決めた訳じゃないけど、これが俺の日課だった。


話すのは風呂入ってからにしよう・・。


ゆっくり話したいしな。


リビングに戻ると今度は七海がベランダでタバコを吸っていた。


普通、女性がタバコを吸う姿は嫌だという男も多いかもしれないが


俺は、ベランダでタバコを吸っている七海の後ろ姿が好きだった。


俺はソファに座り七海の後ろ姿を見つめていた。


「俺は昔からお前が好きだったのかもしれないな・・・」


そう、俺は昔から七海を見ていた、近い存在のせいで気づかなかっただけかも


知れない。


そう言えば昔、理子に言われたことがあったっけ・・。


(そんなに七海さんって子が良いなら、そっち行けば良いでしょ？)


って・・・。


何やってんだろうな・・・。