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第14章 結ばれた夜

「お前とは体の鍛え方が違うんだよ！！」


偉そうに・・・昨日まであんなにぐったりしてたくせに！！


蓮は手際よく、パスタの準備をしていた。


その後ろ姿を見てほっとする。


本当に元気になって良かった。


蓮・・私、ずっと蓮と居たい・・・。


蓮の側に居たいよ・・・。


そろそろ理由を聞かせてくれないかな。


この結婚の理由・・・。


でも理由を聞いちゃったら同居は解消なんでしょ？


そんなの嫌だよ、もし理由を聞いても一緒に居たいよ。


こんなにも蓮を好きになるとは、同居当初全く思っては居なかった。


蓮は、私のヒーローだったから。


いじめられて泣いてる私を助けてくれたり、


会社のお局にいびられて凹んでた時も一緒に居てくれた。


名古屋出張で・・・あんな酷い目にあった私も受け入れてくれたし


側に居てくれた。私、蓮が居なかった・・・立ち直って無いよ。


どんな時もいつでも私の側に居てくれた。



私は、蓮の力になれてる？


蓮に似合う女？


最近、不安になる事があった。


しかし、それを蓮にはなんでか聞けなくて・・・。


聞いちゃったら、蓮が居なくなりそうで・・・何か怖いの。


この生活が終わっちゃうのが怖いの・・・。