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ラブカルチャースクール 2
第15章 Lesson 休校
「あっ!セイジごめんね!ここまで運んでくれてたんでしょ…」

「うん…水飲む?」

セイジは小さく笑ってソファーから立ち上がり、部屋の隅の冷蔵庫に水を取りに行ってくれた。

このソファー…前にハヤトと一緒に座ったよな…。

あの時は、ハヤトが運んでくれて…
最後は襲われそうになったのをマスターが助けてくれたっけ…。

「はい…水だよ…」

蓋を開けて差し出されたペットボトルを受け取った。

「有難う…」

「あぁ…」

ちょっと切な気に笑ったセイジは、こないだのレッスンの時みたいに微妙な感じがして…

やっぱり一人分、空間を作ってソファーに腰掛けた。

「セイジ…あの…」

胸元のチャームに片手を当てて、上目遣いでジッと見つめると…

セイジは片目を瞑り苦い顔をして、両手で顔を覆ってしまった。

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