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ラブカルチャースクール 2
第31章 Lesson お仕置き

手に持ったスコーンの袋の端をギュッと掴む。
「はい…せっかくスコーンでチャンスを作って貰えたんで、今晩にでも旦那とケリを付けたいと思います」
早く『離婚』を成立させないと…
応援してくれている皆に申し訳ないと思った。
「琴海様…」
ヤナセが眉根を寄せる。
きっと心配してくれてるんだ…
そう…思いたかった…。
「頑張りますね!」
緊張だろうか、口元が引き攣って上手く笑えない。
精一杯強がって、再度タクシーを降りようとすると
「琴海様…まだ選択肢はあります…旦那様と善くよく…お話を重ねて下さい…」
ドックン…
この後に及んで…『選択肢』?
「ヤナセさん…私の選択肢はとっくに決ま…っ!」
『決まってます!』
…と…言うつもりだったのに…
ヤナセの人差し指に…
唇を塞がれた。
「確かに…琴海様のお心はほぼ女性講師の道へと定まっていらっしゃいます…私たちもそれを待ち望んでおります…」
だったら!
なんで今更…ヤナセに限って惑わす様な事を言うの!?
「ん〜!んん〜!!」
「ナゼか…ですよね?」
わっ!
やっぱり心の中、読まれてるんだ!
「ふぅん!ふぅん!」
そうですよ!
ヤナセが誰より一番、私が講師を目指す事を願ってくれてるんだと思ったのに…。
「はい…せっかくスコーンでチャンスを作って貰えたんで、今晩にでも旦那とケリを付けたいと思います」
早く『離婚』を成立させないと…
応援してくれている皆に申し訳ないと思った。
「琴海様…」
ヤナセが眉根を寄せる。
きっと心配してくれてるんだ…
そう…思いたかった…。
「頑張りますね!」
緊張だろうか、口元が引き攣って上手く笑えない。
精一杯強がって、再度タクシーを降りようとすると
「琴海様…まだ選択肢はあります…旦那様と善くよく…お話を重ねて下さい…」
ドックン…
この後に及んで…『選択肢』?
「ヤナセさん…私の選択肢はとっくに決ま…っ!」
『決まってます!』
…と…言うつもりだったのに…
ヤナセの人差し指に…
唇を塞がれた。
「確かに…琴海様のお心はほぼ女性講師の道へと定まっていらっしゃいます…私たちもそれを待ち望んでおります…」
だったら!
なんで今更…ヤナセに限って惑わす様な事を言うの!?
「ん〜!んん〜!!」
「ナゼか…ですよね?」
わっ!
やっぱり心の中、読まれてるんだ!
「ふぅん!ふぅん!」
そうですよ!
ヤナセが誰より一番、私が講師を目指す事を願ってくれてるんだと思ったのに…。

