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はだか(年の離れた妹2)
第2章 旅行
「さあ兄ちゃん、食べよっ!」
懐かしい気持ちのまま僕が部屋に戻ると、下段ベッドの上に大きな布が敷かれデパートで買った弁当やおつまみ、お菓子まで並んでいた。そして妹はビールを開けると有無を言わさず僕に持たせた。
「かんぱーい!」
「おつかれさん!」
「うん、兄ちゃんもおつかれ!」
僕たちはまだ、夕飯を食べていなかった。せっかくだから列車の中で食べたいと言った、妹の希望だった。一日働いたあとの待ちに待った夕食を、僕たちは美味しく食べ尽くした。
「ねえ、恵津子たち…なんかすごく贅沢してるw」
「なにが…?」
「ほら兄ちゃん、見て!」
妹は大きな窓の向こうに併走する、満員の通勤電車を指さした。列車はいつの間にか都心から郊外に差し掛かっていた。僕たちはビールで夕食を平らげると、狭い個室を楽しむため邪魔なごみを片付けた。いつでも眠れるようシーツも整えた下段ベッドの上で、恵津子はワインを手に体育座りで車窓を眺めていた。僕は同じベッドに腰をかけ、壁を背に妹の横顔を眺めていた。週末の夜、僕たちは確かに贅沢な時間を過ごしていた。
懐かしい気持ちのまま僕が部屋に戻ると、下段ベッドの上に大きな布が敷かれデパートで買った弁当やおつまみ、お菓子まで並んでいた。そして妹はビールを開けると有無を言わさず僕に持たせた。
「かんぱーい!」
「おつかれさん!」
「うん、兄ちゃんもおつかれ!」
僕たちはまだ、夕飯を食べていなかった。せっかくだから列車の中で食べたいと言った、妹の希望だった。一日働いたあとの待ちに待った夕食を、僕たちは美味しく食べ尽くした。
「ねえ、恵津子たち…なんかすごく贅沢してるw」
「なにが…?」
「ほら兄ちゃん、見て!」
妹は大きな窓の向こうに併走する、満員の通勤電車を指さした。列車はいつの間にか都心から郊外に差し掛かっていた。僕たちはビールで夕食を平らげると、狭い個室を楽しむため邪魔なごみを片付けた。いつでも眠れるようシーツも整えた下段ベッドの上で、恵津子はワインを手に体育座りで車窓を眺めていた。僕は同じベッドに腰をかけ、壁を背に妹の横顔を眺めていた。週末の夜、僕たちは確かに贅沢な時間を過ごしていた。

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