パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第7章 ２０２５年１２月６日　戌の日参り

生田神社のご祈祷は予約制じゃなくて
当日受付制で今は他の方が
ご祈祷中なので１５分ほど
待って欲しいと言う事で。

祈祷を受ける前に本殿と、
生田森坐社をお参りしてくださいと
受付の人に言われて。
手と口をお清めしてから本殿に向かう。

生田神社にお祭りされているのは
稚日女尊（わかひるめのみこと）様で
稚く瑞々しい日の女神を意味していて。

万物を産み成長を促す、
縁結びの神様として知られている。
戌の日のお参りをする…のに
ご利益がとてもありそうな神様。

『てかめちゃめちゃ万能な神様ですよね？』

お父さんが教えてくれたんだけど、
稚日女尊は天照大御神の幼名であると
この神社ではされているけど。
妹神だと言う説もあったりとかするし。

神話の中ではこの稚日女尊が
機織りをしている所に須佐之男命が
剥いだ馬の皮を投げ込んで
驚いた稚日女尊は機織りの機械から落ちて
持っていた梭で身体に刺さって亡くなって
それを知った天照大御神が天岩戸に
隠れてしまったのだとか……。

だったら本人説は…無いんじゃ？
って思ったりするんだけど…。
なんなんだろう？人間の常識じゃ
分からないけど…分身とかあるのかな？

生田森坐社（いくたのもりにますやしろ）
この小さなお社には生田神社の起源に
関りのある神功皇后がお祀りされていて。
神功皇后は、懐妊の身でありながら
朝鮮半島へ出陣し無事帰還して
応神天皇を産んだのだそう。

一部の書物ではこの神功皇后が
日本で初めての女帝だったって記されている
書物もあったりするみたいで。
まぁ良くある諸説ありなんだろうけど。
いずれの書物でも享年は１００歳らしい。

『その時代で１００歳まで生きたって
凄くないですか？長寿の神様として
祀られていてもおかしくないですよ』

いや多分その時代だったら
人間じゃあり得ないレベルの
ご長寿記録なんじゃないかな…と
思ったりしつつ参拝を済ませて。

本殿の所でご祈祷を受けて、
腹帯はうちの母が用意してくれてたから
それも一緒にご祈祷して貰って。

ご祈祷の記念品？お土産？
プレゼント？？で…
ファミリアのオリジナルデザインの
１０００Daysアルバムを貰ったんだけど…。