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第5章 秋もバーベキュー

ＢＢＱブースは一番敷地の端っこだから
中央にある受付の建物まで
砂浜を歩いて移動する。

『あれ…、あそこ歩ているのって
奏多と紫門…じゃないですか？
誰か一緒みたいですね』

自分の弟といとこの姿を
旦那さんが見つけて指さして
その方を見ると、女の子と一緒だ。

「二人も大学生だし…、大学で
彼女が出来たって事じゃない？」

葵ちゃんと小林くんもこっちに
来ていて色々と出会うから
奏多くんと紫門くんとも
面識がふたりもあるし。
一緒に合流してこっちに向かって来ていて。

今年の４月から大学生活を始めた
２人の彼女について…が
話題の中心になるのは
２人が彼女さんを連れて来たから
当然と言えば当然で。

奏多くんの彼女はバイト先で
知り合った別の大学の子で、
その子は２回生なので年齢は２０。
２０歳になってるからお酒飲んでたけど。

紫門くんの彼女は同じ大学の
同級生みたいで…どっちも
美男美女のカップルで
絵になるなぁって感じだったんだけど。

妹の所の子供のここなちゃんも
前の時はよちよち歩きだったのに
走り回れるぐらいになってて
子供の成長で凄いよねって
皆で感心したりしてたんだけど。

まぁその流れでうちの子供が
来年の５月に生まれるよって
話になってつわりは落ち着いて来たよって
言う感じの話をして。

美咲さんが私の為に
マタニティエステのプランも
サロンに導入してくれるって言ってて
それも嬉しかったんだけど。

美咲さんは奏多くんの彼女さんと
紫門くんの彼女さんに
初回限定プランのチケットを渡してて
お友達紹介得点のチケットも渡してた。

あんまりお客さん増えて欲しくないなって
それを見ながらちょっと思いつつ。
淡路島に引っ越したらなかなか
美咲さんのサロンにも
通えないのかなって…
そう思うと寂しいなって
思っちゃったりしてたんだけど。

大勢で集まってわいわいとして
美味しいお肉とお魚を
お腹いっぱいになるまで食べて。
お酒が飲める人はお酒を飲んで
飲めない人はソフトドリンクで
楽しい時間を過ごした。


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ＢＢＱが解散になった後は、
マリンピア神戸を見て回ることにして。