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二泊三日の陵辱/浅山知代、十八歳
第6章 最後の凌辱
 タクシーは何事もなく着き知代は何もされることがないまま車から降りた。すでに東京の新宿バスタへ向かうバスは到着していた。

 バス乗り場にはまばらに人が集まっている。ちょうど乗客の乗り込みが始まったところのようだ。それほど人数は多くはない。もう夜に近い夕方の時間。こんな時間からバスで都内に向かう人にはどんな用事があるんだろう。知代はそんなことを考える。

 そうやって知代は頭の中から性的な想像を追い払おうとしていたが、追い払っても追い払ってもそれはやってくる。何を見ても他のことを考えても、全て性的な想像に行き着いてしまう。

 それでも知代は想像を追い出そうとバスの乗客に意識を向ける。

 きっと知代や権田と同じように出張帰りという人もいるかもしれない。それとは逆に今から東京に向かう人もいるのだろうか。きっとその人は今夜は前乗りで今夜は都内のホテルにでも泊まるのだろう。

 前泊でホテル…

 そこまで考えて知代は慌てて頭を振る。それは一昨日の自分だ。そこで犯された。我を失うほど見出され、その結果二日間、二人の男に何度も犯された。

 そんなふうに全ての思考がそこに行き着いてしまう。
 しかも自分を犯した相手はすぐ横に立っている。

 きっとこの後またいやらしいことをされる…

 そんなことされたくない。エッチなことは好きじゃない。
 今はいないが恋人以外に体を見せたくも触らせたくもない。

 しかし…

 知代が必死に性的なことから思考を逸らそうとしている理由。

 この後のことを想像して自分でもはっきり分かるほど股間が濡れてしまっていた。乱れ喘ぐ自分の姿がどうしても頭から離れない。

 こんな子じゃなかったのに。こんなことされたくないのに。

 しかし犯され慣れた体はすでに犯される準備を始めてしまっている…
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