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第3章 別の私

その後、美味しいピザが食べられるカクテルバーに行くことにした。


化粧室でメークを直す。
鏡に映る自分に驚いた…


結子に上げてもらった髪型がとても似合う…


ローズピンクのルージュを少し濃い目に直し、チークを塗り直す…


｢紗英―― 本当に自信持って。私は昔から明るくて女らしい紗英が羨ましかったわ…
今日の紗英は素敵よ｣


優しいく囁く結子を、メークを直しながら鏡越しに見た。


鏡の中の少し酔った私が妖艶に微笑んだ…――。


酔いを冷ましながら少し歩く――。


たどり着いたビルの階段を上がった２階のフロアにカクテルバーがあった。