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MonsterRaper(仮)
第4章 鳥獣ハーピー

天然のアルラウネは、プラント地雷と違って血を求めることは無いが大地を汚す者には容赦がない。
人間に狩られ細々と森の奥で暮らす植物モンスターが自然をこよなく愛するエルフに危害を与え、金をもらった人間が討伐に行く…
「最悪じゃないかッ!」
とにかくエルフの若モン達の元へ向かうのが先決だ。
―-―
洞窟に踏み込んだ途端、湿った空気で風は感じない。
あたりにモンスターの気配がないのを確認してから奥に呼びかけた。
「お~~い!?」
洞窟の中は俺の声でこだまする。
植物系モンスターにはアイス弾で凍らせるのが有効だが…
今あるのはボルト弾のみ…
弾倉にはボルト弾が詰め込んである。
植物にクリュサオルの電磁波も効果が、あるかはわからない…
奥に歩を進めると…
1人の男エルフが、ハァハァと息を切らせ壁伝いに歩ってきた。
武器は…槍か?釣竿のように細い。
「よかった無事か?」
俺が声をかけた瞬間、目の前から彼が消えた。
何か長いものが彼を巻き上げているのが見えた。
暗い緑のそれは、まさしく触手ッ!
触手の中心には人型雌しべが妖艶に蠢く。
触手を狙って彼がスパークすると不味いので草色肌の女雌しべを目掛けて撃った。
--ダダダダダダダダダダッ――
花粉なのか?赤ばんだ粉が吹き飛び。
水分が炸裂する。
青白い閃光がアルラウネをスパークさせると確実に彼を掴んだ触手も弱まっていく。
花粉が充満しながらも弾丸を雌しべに撃ち続けていると、音をたてて彼が地面に落ちる。
「ロストしろぉぉ」
何回もリロードしながら全弾を打ち込む覚悟で引き金を引いた。
弾丸が無くなっても彼のみを助けて離脱だ。
彼を拘束したタイプと違う棘だらけの触手が俺の目の前まで鞭のように狙うソ振り、威嚇をする。
てき弾を持ってきてはいない。
かなりの軽装で対峙してしまった。
アルラウネの眼が俺を睨んだように感じた。
植物のハズだが…
まさか…?
花のいい香りのする赤い花粉に視界を完全に奪われ、次にスコープを覗くと彼女の姿はなかった。
天井には大きな穴が開いている。
捜索に持参したマガジンはいきなり全弾カラになってしまった…
人間に狩られ細々と森の奥で暮らす植物モンスターが自然をこよなく愛するエルフに危害を与え、金をもらった人間が討伐に行く…
「最悪じゃないかッ!」
とにかくエルフの若モン達の元へ向かうのが先決だ。
―-―
洞窟に踏み込んだ途端、湿った空気で風は感じない。
あたりにモンスターの気配がないのを確認してから奥に呼びかけた。
「お~~い!?」
洞窟の中は俺の声でこだまする。
植物系モンスターにはアイス弾で凍らせるのが有効だが…
今あるのはボルト弾のみ…
弾倉にはボルト弾が詰め込んである。
植物にクリュサオルの電磁波も効果が、あるかはわからない…
奥に歩を進めると…
1人の男エルフが、ハァハァと息を切らせ壁伝いに歩ってきた。
武器は…槍か?釣竿のように細い。
「よかった無事か?」
俺が声をかけた瞬間、目の前から彼が消えた。
何か長いものが彼を巻き上げているのが見えた。
暗い緑のそれは、まさしく触手ッ!
触手の中心には人型雌しべが妖艶に蠢く。
触手を狙って彼がスパークすると不味いので草色肌の女雌しべを目掛けて撃った。
--ダダダダダダダダダダッ――
花粉なのか?赤ばんだ粉が吹き飛び。
水分が炸裂する。
青白い閃光がアルラウネをスパークさせると確実に彼を掴んだ触手も弱まっていく。
花粉が充満しながらも弾丸を雌しべに撃ち続けていると、音をたてて彼が地面に落ちる。
「ロストしろぉぉ」
何回もリロードしながら全弾を打ち込む覚悟で引き金を引いた。
弾丸が無くなっても彼のみを助けて離脱だ。
彼を拘束したタイプと違う棘だらけの触手が俺の目の前まで鞭のように狙うソ振り、威嚇をする。
てき弾を持ってきてはいない。
かなりの軽装で対峙してしまった。
アルラウネの眼が俺を睨んだように感じた。
植物のハズだが…
まさか…?
花のいい香りのする赤い花粉に視界を完全に奪われ、次にスコープを覗くと彼女の姿はなかった。
天井には大きな穴が開いている。
捜索に持参したマガジンはいきなり全弾カラになってしまった…

