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あなたに抱かれたい
第8章 フォトウェディングを終えてハネムーンへ

拓哉夫妻が空港近くのホテルで熱い初夜を過ごしている頃、篠塚家では茉優と正弥の姉弟は質素な夕食を済ませていた。

「結局はコンビニ弁当かよ」

弟の正弥は文句を口にしながらも弁当を平らげていた。

「仕方ないでしょ、時間がなくて夕飯の買い物に行けなかったんだから」

「ウェディングが終わった後、みんなでレストランで食事するのかと思っていたよ」

「はいはい、愚痴を言わないの。
久美子さんとこのご両親が電車の時間が迫っていたし、結婚したあの二人にしても早く二人っきりになりたかったんだろうから、そこんところは察してあげないと」

今ごろはホテルで、あの女はパパとよろしくやってるのかしら…
そんなことを想像すると腹立たしくて、茉優は食べ終わった弁当箱を忌々しそうにゴミ箱に投げ捨てた。

「これから一週間…姉ちゃんと二人っきりの生活だね」

足音も立てずに、いつの間にか弟の正弥が姉の茉優の背後に立っていた。
いきなり背後から耳元でそのように囁かれたものだから茉優は驚いて「きゃっ!」と小さな悲鳴をあげた。

「あんた、音も立てずに忍び寄るのってひとつの才能ね
もしかしたら前世は忍者だったんじゃないの?」

「そうかもね、ほ~ら、忍法ドカンの術!」

正弥は後ろから茉優の腰に手をやって、自分の腰を茉優の尻に打ち付けた。
そこにはスタンバイオッケーとばかりになった強張りが姉の尻を叩いていた。

「こらっ!もしかして私を愛人とでも思ってるんじゃないの?」

「愛人?そんな生々しい言い方するなよ
俺はさ、姉ちゃんを彼女だと思ってるさ」

「嘘おっしゃい、私を性処理道具と思ってるくせに」

「性処理でも愛人でも何だっていいさ
どうせ、やることは同じなんだから」

背後から抱きついて豊満な乳房を揉んでくる。

「やめてよ!そんな気分じゃないし、いつでもどこでもあんたが欲情したら抱ける都合のいい女だと思わないで」

今、こうして正弥が自分の胸を揉んでいるように、パパもあの女の乳房を揉んでいるのかと思うと、無性にむしゃくしゃしてきて胸を揉む正弥の手を払いのけた。

「悪かったよ…売り言葉に買い言葉ってやつで愛人とか言っちゃったりしてさ…俺、マジで姉ちゃんを愛してるんだ」

振り払われた片手は再び茉優の乳房を揉み、もう片手は体に巻き付いて背後から茉優の引き締まった腹を愛しそうに撫でた。

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