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あなたに抱かれたい
第1章 新入社員

「あっあの…私から抱いて欲しいとお願いするのは変ですか?
それとも私に魅力がないから軽蔑します?」

呟くように言ったその言葉に、拓哉はわずかに驚きの表情を浮かべた。

「君は魅力的だよ
男なら誰でも君と体を合わせたいと思うだろう。
だけど、俺を誘わないでくれ。
バーで話した通り、俺の心の中には晴海が、亡くなった妻がしっかりと存在しているんだ」

「そんなのわかってます!
でも奥さまは亡くなってしまったんです。
私がもし奥さまだったとしたら、あなたには違う人生を歩んで欲しいと願います
たぶん、亡くなられた奥さまも同じ気持ちかと…」

確かに久美子の言う通りだろう。
だが、晴海が心にいる限り、どんなに迫られても勃起しないだろうし、たとえ勃起しても上手く抱ける自信がなかった。
もう10年以上、女性を抱いてこなかったのだ。
きっと下手くそになっているだろうし、久美子を失望させたくなかった。

言い訳を延々と繰り返す拓哉を無視して、久美子は拓哉の唇に噛み付くような荒く激しいキスをした。

「んんっ!?…おい!…ダメだったら!」

拒む言葉とは裏腹に、久方振りの女性の柔らかい唇に、全身を痺れるような快楽が駆け抜け、膝から力が抜けていく。

拓哉を好きだと思う感情が久美子を積極的にさせていた。
脂の乗りきった男なのに、このまま枯れさせてはいけないと思った。

「うおっ…!んんっっ…」

久美子の舌先が拓哉の耳の輪郭をそっとなぞると、下半身に甘い疼きが訪れてピクッと反応してしてしまう。

ピチャピチャとイヤらしい音が耳元で響くたびに、
股間のイチモツの疼きが激しくなり、腹の奥から血流がペニスに注ぎ込まれるのを感じた。

「やん、あっ…そうよ…男に…なって…」

久美子の手が拓哉の下半身に移り、加速し始めた勃起を促すように握りしめてくる。
拓哉の手からどんどん力が抜けていき、久美子の肩を押していた手は抗えぬかのように彼女の背に回り、気づけばしっかりと抱きしめていた。
久美子もまた同じように必死に拓哉にしがみつく。
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