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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第10章 ラブラブデートで蕩ける身体。
◆
10日が経った。
唯斗さんはとっても過保護だった。
生理中、ずっと世話をやいてくれていて、無理をしないようにってお仕事があるにも関わらず、あたしのこともひっくるめて家事やらの何もかもをしてくれた。
唯斗さんはお掃除だけじゃなくてお料理も完璧で、ほんとに何でもできちゃうから、あたしの出番は一切なし。
そんな男性を世間の女性が放って置くはずがない。
このままのんびりしていたら、七瀬さん以外からも唯斗さんを取られてしまう。
唯斗さんにはあたしにハマってもらわないといけない。
そういうことで、
生理が無事に終わって、あたしの禁欲生活も終了した。
これで晴れてまた、唯斗さんを誘惑できる。
唯斗さんには、あたしなしじゃ生きていけないように仕向けるの。
題して、既成事実を作って逃げられなくなるようにする作戦!
頑張らなきゃ!
そんなあたしは……っていうと――。
「う~ん」
今は鏡とにらめっこ。
なんだか胸が苦しい気がするんだよね……。
生理は3日前に終わった。
胸が張る感じはそれのせいじゃないと思うんだけど……。
けどまあ、いっか!
今日は唯斗さんと映画館デートの日!
予てより観たい映画があったんだ。
でね、その映画はひとりで観るにはとってもロマンティックなお話しなの。

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