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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第5章 ハイスペックの裏に隠された本音。

 指なんかよりもずっと大きな唯斗さんに挿入されて、あたしの膣の中の圧迫感が増す。
「っは、ひ!」
 バックからの接合は思っているよりもずっと深い。
「おっき……ふかっ……」
「澪ちゃんの中は熱くて焼けそうだ」
「あ、たし、も!!」
 ゆっくりだけれど最奥目掛けて挿入ってくるから、あたしの体内は熱い刻印でも押されるみたいだ。

「痛くない?」


 唯斗さんが気遣ってくれる。
 たとえセックスの最中であっても自分の欲望を優先せずにあたしのことを気にかけてくれる。

 もしかして、3日間あたしに手を出さなかったのって、処女膜を破ったから、身体が落ち着くまで待ってくれていたっていうことなのかな?

 それを考えた時、あたしの身体はさらに熱を持つ。
 唯斗さんを好きっていう気持ちが溢れ出す。

「へ、いき……だから、おねがいっ! もっと深く、強く抱いてください……」
「――ほんと、そうやって煽るの、反則……」

 唯斗さんはさらにあたしの腰を持ち上げた。
 思いきり激しい突き上げがはじまる。

 深く、浅く。
 不規則な抽挿がはじまる。
「あっ、あんっ、あっんっ!」
 ゆらゆら揺れる身体に合わせてベッドのスプリングが軋みを上げる。
 そのたびに、あたしの口から恥ずかしい声が漏れるんだ。

「も、らめっ!」
 限界を迎えたあたしの視界は真っ白に染まり、気がつけば弓なりに身体を反らして、中の唯斗さんを強く締めつけていた。


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