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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第5章 ハイスペックの裏に隠された本音。
そんなあたしだけど、家でも日課になっている家事は一通りこなしている。
いくらお父さんの弟さんの家っていっても、お世話になるのだし、これくらいはしなきゃって思っている。
――っていうのは建前で、唯斗さんにあたしを側に置いておくととてもお得なところを見せつけたいがため、だったりする。
そのためなら朝食だって作っちゃうんだから!
あわよくば、唯斗さんに認められるまで。
あたし、頑張るんだ!!
今日の朝食の献立は白ご飯、焼き鮭にゆで卵。お味噌汁。
これはあたしが作るいつもの献立メニュー。
大好きな人にはずっと元気でいてほしいから、なるべく血糖値を上げない朝食にしているんだ。
特にお父さんはお医者さんだし、夜間でも急患が入って出勤しちゃう時もあるから。
生活リズムを整えるのも一苦労。
せめて栄養管理だけはバッチリしておかないとっ!
そういうことで、今、あたしは初日と同様、露出度高めの襟ぐりが開いた肩が見えるオフショルと太腿あたりまでしかないミニスカート姿に、調理をする時専用のお気に入りのひらひらエプロンを着ている。
もちろん、露出度高めな洋服は唯斗さんに手を出して貰うための作戦。
とはいえ、今日という今ばかりはお仕事だから、きっと難しいだろうけど。
如いては唯斗さんにもう一度抱かれるためにっ!
負けないんだから!
あたしの身体で唯斗さんを魅了してみせるわっ!
意気込み新たにキッチンを借りてひとまず朝食の準備を済ませたあたしは、唯斗さんの部屋に向かった。

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