パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第17章 ただ腕の中で漂う。

　はじめはゆっくり、胸の谷間を通って膨らみのある方へ、包み上げて洗われる。
　そして、乳首を摘まれた。
　親指と人差し指で両方の乳首を擦られれば――腰がビクンと跳ねた。

「ん、あっ！」

　どうしよう、あんなに抱かれたのに、あたしの身体がまた熱を持ちはじめる。
　この行為にそれ以上のこともそれ以下のこともない。
　ただ洗われているだけなのに、身体が勝手に期待してしまう。


「綺麗にしようね……」
　あたしの耳元で囁かれる。
　唯斗さんの声にも熱が感じられる。

　だけどあたし、これ以上抱かれたら、もう身が保たない。
　今も限界を迎えつつある。
　それなのに、身体は勝手に抱かれることを望んでしまうんだ……。


「……あっ、ああっ……」
　もう言葉さえも繰り出すことができず、ただただ喘ぐばかりになってしまう。

　ゆるゆると乳首を摘まみ、手の平で円を描いて先端を擦られる。

　この行為が永遠に続くかと思われたけれど、早くに解かれた。

　胸から脇へと移動して、背中にも添えられる。
　そして、下肢へと向かう先は――。


「アナルに触れるよ……」


「まっ、あっ！」
　……チク。
　指先が触れる。

「こんなに赤くなって……あのクソ爺がやったのか！」
　さんざん叩かれたから、あたしのお尻が腫れているんだと思う。

　動くたびに、お湯の流れがお尻に当たってヒリヒリする。