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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第16章 さようならを貴方に~誰かあたしを拾って愛して。
唯斗さんのじゃないペニス。
咥えるの、ムリ。
あたしは首を振って嘔吐く。
「夫のペニスに向かって嘔吐くとは何事だぁあっ!」
今まで柔らかい口調だったのに、突然激しい声音に変化する。
「――っつ! おえっ、臭いの、いやっ!!」
今さらだと思う。
だけど、
やっぱりあたし、唯斗さんじゃなきゃ咥えられない。
厭だ!
あたしは逃げるために四つん這いになって腰を引いて逃亡を試みる。
「逃がさんぞっ! お前はわたしのモノになるんだ。これからもずっと永遠に!」
ズルズル……。
「ああああっ!」
腰を掴まれ、引き摺られた。
「悪いのはこのケツか!」
パシッ!
平手打ちされた。
「っい、痛っ!」
「おちんちんを咥えろと言っているだろうがっ!」
パシンッ!!
「あうっ!」
恥ずかしい。
両親にさえもお尻を叩かれたことなんてないのに、況してや他人にお尻を叩かれるなんて屈辱的だ。
「いや、やめてっ! 痛い、痛いッ!!」
「まだ言うか!!」
パンッ、パンッ、パンッ!!
容赦ない力で平手打ちされたお尻がヒリヒリする。
きっと真っ赤になっているだろう。
「お願い、許して!! もう止めてぇええっ!!」
どんなに打ちのめされても――。
どんなに辱めを受けても――。
それでもあたしは首を振ってこの先の行為を拒んだ。

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