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僕の愛する未亡人
第9章 はじめての朝
「すごい、エロかった……飯塚さんに大事なところ、舐められて……僕に胸を触ってっておねだりして」
普段の目つきとは異なって、鋭い視線で理央は佳織を覗き込む。佳織は理央から視線を逸らしつつも答えた。
「ん……舐められたのなんて……夫以外ないし……でもまさか、女性に……」
「――さっきの質問の答えにもなるけど……飯塚さんの舌……すごいでしょ」
どきんっと佳織の心臓が跳ね上がる。その反応を楽しむように理央は口角を上げ、不敵な笑みを浮かべる。
「僕は、キスされるだけでまずい」
理央の低い声が、佳織の耳に残る。嫉妬をすべきところなのかもしれないが、それよりも彼女の舌の感触を思い出す。そして彼もそれに翻弄されているという事実。
思わず顔を背けるが、その横顔を理央がじっと見つめているのがわかる。
「……飯塚さんとキスしたときの本間さん、すごく……綺麗だった」
「や、やめて……恥ずかしいから……」
言葉では否定しながらも、腹の奥に熱がこみ上げてくる。
昨夜の記憶と、目の前の理央の視線が重なり合い、佳織は自分の呼吸が浅くなっていくのを感じていた。
「僕とする時より、気持ちよさそうだった」
「あ……そんな、比べるものじゃ」
佳織は目を逸らしながらも、理央の体に抱きつく。
先程、冴子の体に触れたせいでとっくに自分の体は熱を帯びているというのに。理央がそんなことを言うから――
「目の前に佐藤くんがいるのに、そんなこと言わないで。意地悪」
震える声で、理央に訴える。
「ちゃ、ちゃんと佐藤くんとだけ……したかったのに。あなたが昨日キスしようとするから……飯塚さんもそういう雰囲気になったんでしょ」
彼女がいたから、あそこまで出来た。彼女がいなければ成り立たなかった関係。
佳織の震える声に、理央は一瞬だけ目を伏せた。だが次の瞬間、微笑んでからかうように言う。
「……僕だって、本間さんと二人でしたいよ」
「――じゃあ、いつ二人で会う……?」
「えっ」
「最後まで出来るか……わからないけど、二人でちゃんと…」
佳織は目を潤ませながら言う。佳織を支える理央の左手に力が入る。
普段の目つきとは異なって、鋭い視線で理央は佳織を覗き込む。佳織は理央から視線を逸らしつつも答えた。
「ん……舐められたのなんて……夫以外ないし……でもまさか、女性に……」
「――さっきの質問の答えにもなるけど……飯塚さんの舌……すごいでしょ」
どきんっと佳織の心臓が跳ね上がる。その反応を楽しむように理央は口角を上げ、不敵な笑みを浮かべる。
「僕は、キスされるだけでまずい」
理央の低い声が、佳織の耳に残る。嫉妬をすべきところなのかもしれないが、それよりも彼女の舌の感触を思い出す。そして彼もそれに翻弄されているという事実。
思わず顔を背けるが、その横顔を理央がじっと見つめているのがわかる。
「……飯塚さんとキスしたときの本間さん、すごく……綺麗だった」
「や、やめて……恥ずかしいから……」
言葉では否定しながらも、腹の奥に熱がこみ上げてくる。
昨夜の記憶と、目の前の理央の視線が重なり合い、佳織は自分の呼吸が浅くなっていくのを感じていた。
「僕とする時より、気持ちよさそうだった」
「あ……そんな、比べるものじゃ」
佳織は目を逸らしながらも、理央の体に抱きつく。
先程、冴子の体に触れたせいでとっくに自分の体は熱を帯びているというのに。理央がそんなことを言うから――
「目の前に佐藤くんがいるのに、そんなこと言わないで。意地悪」
震える声で、理央に訴える。
「ちゃ、ちゃんと佐藤くんとだけ……したかったのに。あなたが昨日キスしようとするから……飯塚さんもそういう雰囲気になったんでしょ」
彼女がいたから、あそこまで出来た。彼女がいなければ成り立たなかった関係。
佳織の震える声に、理央は一瞬だけ目を伏せた。だが次の瞬間、微笑んでからかうように言う。
「……僕だって、本間さんと二人でしたいよ」
「――じゃあ、いつ二人で会う……?」
「えっ」
「最後まで出来るか……わからないけど、二人でちゃんと…」
佳織は目を潤ませながら言う。佳織を支える理央の左手に力が入る。

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