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僕の母さん
第9章 クリスマスプレゼント
達郎は、寒風吹きさらす大通りのオブジェの前で、
寒さに耐えるように両手にハァ~っと息を吹きかけてかじかむ手を温めた。
久しぶりに彩也香から会いましょうかと連絡を受けて、
嬉しくて興奮している達郎は待ち合わせ時間の45分も前に落ち合う場所でひたすらに彩也香が現れるのを待った。
成人男性なら、早く到着したのであれば、
近くの喫茶店で時間潰しをしたりするのだが、
身長も伸びて大人びて来たとはいえ、そこはまだまだ子供でひたすらに彼女が来るのを待つ。
「ヤバい!寒すぎてオシッコがしたくなってきた!」
今からここを離れて駅のトイレに駆け込むと、絶対に約束の時間に遅れてしまうし…
達郎は足をジタバタさせながら尿意と闘いながら彩也香を待った。
「もうダメだ!漏れるかも」
ついに限界が訪れようとしたその時に、
ようやく彩也香が現れた。
「お待たせ」
いや、僕も今来たばかりだしとか、そんな風に挨拶も出来ずに
「行こう!」と彩也香の手を引いて駅近くのマックに飛び込んだ。
「あら、クリスマスなのにマックで夕食を済ませちゃうの?」
とりあえずシェイクでも飲んでいてよ
そのように早口で伝えると、達郎くんも何か飲む?と聞いてくる彩也香をほっぽりだして達郎はトイレに飛び込んだ。
ちんちんをズボンから引っ張りたずのと同時に激しい水流が便器にほとばしった。
ホッとするのと同時に、彩也香にずいぶんと失礼な事をしてしまったと後悔した。
手を拭きながら座席に戻ると、案の定、彩也香はプンプンしていた。

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