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裏切りの騎士は、愛で私を救う
第1章 塔の上
ぐったりと、私はカイルの隣に寝そべった。
ぬくもりが、背中に伝わってくる。
「まったく……このお姫様は」
カイルがくすっと笑いながら、私の髪を指先で弄ぶ。
「俺に愛されるだけじゃ、足りませんでした?」
「ええ、足りません」
私は目を閉じたまま、微笑み返す。
「だって私は……」
そう言って、私は彼に身体を寄せ、——初めて、自分からキスをした。
「……あなたを、心から愛しているから」
カイルがそっと、私を抱き寄せてくれた。
その腕の中は、世界でいちばんあたたかかった。
ぬくもりが、背中に伝わってくる。
「まったく……このお姫様は」
カイルがくすっと笑いながら、私の髪を指先で弄ぶ。
「俺に愛されるだけじゃ、足りませんでした?」
「ええ、足りません」
私は目を閉じたまま、微笑み返す。
「だって私は……」
そう言って、私は彼に身体を寄せ、——初めて、自分からキスをした。
「……あなたを、心から愛しているから」
カイルがそっと、私を抱き寄せてくれた。
その腕の中は、世界でいちばんあたたかかった。

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