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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第39章 番外編 その2 『私』の誕生日③

『あ、巴はそのまま
そこでゆっくりしてて下さいね』
と言って立ち上がると
自分の荷物から…箱を持って
こっちに戻って来て。
『これ、どうぞ。巴への
…誕生日プレゼントです…』
ベッドから身体を起こして
可愛らしいピンク色の♡柄の
加工がしてある包装紙を開いて
その中にある箱を取り出した。
箱の形からして中身は時計が
入ってる感じで…。その箱を
開けると中には女性向けの
デザインのスマートウォッチが入ってて。
「これ…スマートウォッチ?」
『あ、はい…そうなんですよ…、
妊活とか…妊娠中の体調の管理が
出来る機能が付いてるタイプの…
スマートウォッチなんです』
睡眠中の皮膚の表面温度の
変化を測定してくれて、
次の月経のタイミングとか
妊活に最適なタイミングを
お知らせしてくれたりとか。
妊娠中の体重管理とか
妊娠週数に合せた
赤ちゃんの大きさを教えてくれたり
必要な栄養素に応じた
献立をアドバイスしてくれたりとか…。
私の体調に…何か異変が
あった時に旦那さんに通知を
してくれたりとかするらしくて。
『巴を家に置いて…自分が
仕事に出てる時に巴に
何かあったら…これですぐに
僕の所に通知が来るんで…』
気分によって付け変えて
楽しめるバンドも2本くれたから
気分とか行先とか…ONとOFFで
バンドを交換して…使い分けが
できるようにしてくれてて…。
『妊娠してても…してなくても
長い目で…見たらこの先これが
巴の役に立ってくれるかなって…』
「うん…ありがとう…港斗……。
替えのバンドも可愛いね……。
こっちはお洒落でお出掛けとか
旅行の時に…良さそうだし…」
自分の左腕にプレゼント
して貰ったスマートウォッチを着けて
その腕を掲げて時計を眺める。
『気に入って貰えましたか?』
「うん……。これ…
毎日…使わせて貰うね…。
妊娠中も…私に何かあった時に
港斗に通知が行くんだったら
不安な時も…安心だもんね…」
『まぁ…僕が…正直…
奥さんを…家に一人残してって
想像したら…不安だったんで…』
ベッドの中に2人で
潜り込んで…イチャイチャしながら
スマートウォッチと自分の
スマホを連動させたりとか
設定をしたりとかして…。

