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第21章 HIYORIオーシャンリゾート沖縄　～朝～

『アイス食べといてあれですけど、
ワンチャン朝風呂アイスの方が
良かったかも知れませんね』

「それは、お風呂の中で
アイス食べるって事？」

『あ、そうだ…折角ですし
ブルーシールのアイス、
巴さんの実家に送りますよ。
大和君喜んでくれませんかね？』

「今は暑いし、妹がアイス買っても
お父さんと大和が食べちゃうって
愚痴言ってたから喜ぶと思うよ」

その場でブルーシールの
オンラインショップで、
私の実家宛にギフトセットを
送る様に注文をしてくれて。

そんな事をしてる間に、
お風呂にお湯張りが出来たので。
旦那さんと一緒にバルコニーの
お風呂で朝風呂をして丘の下に
続いて広がっている広大な海を眺める。

海を眺めながらの朝風呂を
夫婦水入らずで楽しんだ後は、
一緒に洗面所で歯磨きをして。

私はリビングのテレビ台の一部が
ドレッサーになっている部分があるから。

着替えてからメイク道具を
リビングの所に持って行って
そこでメイクをしていたんだけど。

旦那さんはコーヒーを傾けながら
まったりと大きなテレビを
大きなソファで寛ぎながら見ていて。
私がメイクをし終わるのを待っていて。

「ごめん、港斗、お待たせ」

『待ってませんよ、行きましょうか』

旦那さんと一緒にお部屋を出て、
向った先は１階のロビーの奥にある
昨日夕飯を頂いたメインダイニング。

最初にテラス席と中の席と
どっちがいいかと尋ねられて。
テラスだったらすぐに
案内が出来ると言われたので
小雨…が降らない事を祈りつつ。

テラスにあるテーブルに
スタッフの人に案内して貰った。

『ここの朝食、美味しいみたいですよ』

朝食はビュッフェスタイルなんだけど、
このホテルのビュッフェに
凄い人気のあるメニューがあるみたいで。
旦那さんはそれを食べたいみたい。

まず…手前側にあるのが
ドリンクのコーナーで、
フレッシュジュースや紅茶
牛乳やアイスコーヒーがあって。
私は…紅茶に牛乳を入れて
ミルクティーにして飲む事にした。

旦那さんは既に…そのお目当ての
メニューを取りに行ってるみたいで。