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今日も私は、お父さんとお兄ちゃんとセックスする。
第34章 真実
「やっとこっちを向いてくれたね、陽菜」


 お父さんは切なく微笑むと、優しい眼差しで微笑んでくれた。私はそんなお父さんの顔を見て、複雑な気持ちになる。お父さんの言葉を信じていいのか不安になる。


「今まで辛い思いをさせてすまなかった」

「……っ……」

「洋子が陽菜にきつく当たるのも、私が洋子に愛情を注いでやれなかったせいなんだ。なのに私が……陽菜を愛してしまったから……」

「……」


 お父さんは私の左手をぎゅっと握ると、意を決したようにポツリポツリと話し始めた。


「彼女とは……洋子とは正直、望んだ結婚じゃなかったんだ」

「!」

「私と洋子が出会った場所はバーでね、当時私は愛する人を兄に寝取られて生きる気力を無くしていた。そんな時に洋子は私に声をかけてくれて、話を聞いてくれたんだ」

「……」

「私は恋愛に関しては不器用でね……私なりに愛してはいたんだが、いつも空回りしていた。そして洋子も同じようなところがあって、愛に飢えていた。そして意気投合した私たちは、いつの間にか身体を重ねるようになって……でもそこに愛はなく、ただお互いを慰めていただけだったんだよ」


 私はその話を聞いて少し思い当たるところがあった。確かにお父さんは何考えてるのかわからないところある……。




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