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巫女は鬼の甘檻に囚われる
第23章 旅の夜

「あああんっ‥♡‥だめっ!‥ああっ‥♡」

「先端と根元の……どちらが弱いのだ? ああ、やはり根元のほうか、わかりやすいっ……!」

 優しくサワサワと触れれば、彼女の尻たぶが細かく痙攣する。

「‥ふぅぅ‥ッ‥‥ぅぅぅっ♡‥‥ああああ‥‥」

 逆に強めに扱くと、全身を跳ね上げ、絶頂へ続く道を強要された。

「あっ、だめ、だめ、触っちゃ‥//‥‥あああ
 ‥尻尾はっ‥だめ、だめっ♡‥‥‥あっ!あっ!あっ!」

 巫女の身体が快楽に震え、声が甘く高まる。そして大きく背を仰け反らせて絶頂した。

 彼女の琥珀色の瞳が潤み、涙が零れ、快感で乱れる姿が鬼の欲情をさらに煽る。

「はぁあっ‥‥お腹が‥あっ!‥あつ、い‥//‥‥カラダが// へん、へんに‥なるっ‥!!」

「ああっ…俺もっ…!そろそろ限界だ」

 鬼が巫女の上にぴたりと被さり、片腕を回して抱き締める。

 尻だけを浮かせて畳に顔をつけた巫女は、鬼の身体と床の間で身動きが取れなくなった。

「‥‥ぅご‥けない‥//‥‥あっ♡‥‥待って
 ‥‥少しもっ‥‥逃げっ‥れません‥‥んんんっ//」

「ハァッ…ハァッ…ハァッ…ハァッ…!」

「ううう//‥あううっ//‥ああ!‥ああんっ!ああんっ!あああっ//‥ああああっ‥‥!」

 体重をかけた鬼の律動が激しさを増し、硬い屹立が何度も強く突き入れられる。

 ズチュッ、ズチュッ....ズチュンッ♡

 ズチュッ、グジュッ....ズチュンッ♡

 そのたびに重たい快感が下半身で膨れ上がって、一瞬のうちに弾ける。それが絶え間なく繰り返されるうちに…脳が幸せで麻痺してしまう。

「‥ぅああああっ‥‥//」

 たくましすぎる屹立でナキドコロを何度も突かれると…腰から下が溶け落ちてグズグズになってしまう。

 意識が飛ばないよう、呂律(ロレツ)の回らない舌でナニカ言葉を絞り出そうにも──

 呼びかけられる彼の " 名前 " が無いことが、このときばかりは、もどかしかった。


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