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12歳年下の旦那さんとの甘い生活2
第6章 ラ・スイートの特別な部屋

『うちのおじいちゃん達も
巴側おじいちゃん達も式で
巴のその顔見てるんですし…
わざわざメイクし直さなくても…
って思いますけど…、つけまつげ…
外した方が良いかも知れませんねぇ…』
「時間ある?メイクし直し出来る??」
まだ…予約の時間までは
時間があると言ってくれたので、
メイクを落として…お化粧を
いつも通りにし直しをさせて貰って。
昨日旦那さんが用意してくれた
お上品な感じの春らしさもある
淡いベージュのレースの
ワンピースに着替えた。
髪の毛もさっきのえっちで
いい感じに乱れていたので…。
持っていた夜会巻きコームを
使ってささっと夜会巻きにしてまとめた。
コームにパールとキラキラの
ビジューが付いてるから
ドレスみたいなワンピースと
合せてもいい感じに見えるし…。
準備を整えて自分達の部屋を出ると、
2階にある鉄板焼きのお店に向かった。
大きなエル字型鉄板のカウンターで
調理をするシェフの向こう側には
神戸港の夜景が見えている。
座席数も12しかなくて…
その12しかない座席を…奥から
6席予約してたので…私達が
真ん中になる様に座って
私の隣に私の祖父母、
彼の横に彼の祖父母って言う
感じに座る事にしたんだけど…。
まずは…シャンパンで乾杯をして。
置かれているお皿もお洒落で
きっとお高いお皿なんだろうなぁって
思いながら眺めて居て。
先付けのお料理が運ばれて来て
お肉だけじゃなくて
お魚を使ったお料理もあって。
その次に牛のテールスープ。
赤ワインを頂きながら、
彼の祖父母ともお話をさせて貰って。
コースはゆっくり提供されるから
合間に話をする時間がゆっくりあって。
世界のあちこちにある
世界遺産を…巡っているのだそうで。
色んな国での出来事とか
巻き込まれたトラブルの話とか
聞かせて貰ったりとかして…。
うちのおじいちゃんおばあちゃんとも
彼は会うのが初めてだし、
うちのおじいちゃんの膝の具合が
悪くなってからはほとんど
外出するのも近くのスーパー位で
今日の結婚式の為にスーツを
新調するのに出掛けたのよと言う
話を…おばあちゃんから聞かせて貰って。

