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12歳年下の旦那さんとの甘い生活2
第5章 コンチェルトでの船上ウエディング

控室の…ドアが全開になって開いて。
私の母親と彼のお義母さん…
そして…紫杏さんと…その後ろに
紫苑さんの姿もある…し…
その前には…うちの妹の千冬が居て。
『巴姉、これ…私達からのサプライズ。
港斗君と相談して決めたんだけどね…』
と…見覚えのある…
鮮やかなブルーのドレスを
妹の後ろから他の面々が私に
見える様にして差し出して来て。
「これ……このドレス…前撮りの時に
私が…ドレスを選びに行って…
一目惚れした…桂由美のドレス…ッ…」
コンチェルトの結婚式では
カラードレスは着る予定にしてなくて
小物とかのチェンジだけの
ぷちお色直しだけって決めていたのに。
旦那さんが…うちの妹から
相談をされて…だったら
あのドレスを…用意して
お色直しをプレゼントするのは
どうですかねって…そんな話に…
纏まったみたいで……。
私が…大阪の桂由美のサロンで
一目惚れしたドレス…は…、
あのプランだったから…かなり
割引でレンタルできたのであって…。
妹一人でレンタルは厳しいお値段だったから、
一緒に…お金を出してくれそうな
そんな面子を集めてくれたみたいで…。
多分…紫苑さんは…お姉ちゃんの
紫杏さんに言われて……
しぶしぶって感じだったんだろうけど。
自分でも…またこのドレスを…
着る機会に巡り合えるなんて…
全然…思っても…居なかったから…。
このドレスに似合う様にと…
メイクにも…ラベンダーの
色味を…追加してぷちチェンジしてくれて。
メイクさんともヘアの担当者さんとも
彼が…打ち合わせじゃない時に
相談して決めてくれてた…のだそうで。
私は…今の今…まで知らなかったから…。
思わず……涙腺が緩んじゃって
メイクさんに怒られながら
崩れないようにして貰って…。
披露宴の…会場へと…移動する…。
再入場の演出については…、
旦那さんのご希望で…
お姫様抱っこでの…再入場を
したいと言う…事だったので……。
前のレイン邸宅での…元田さん
ご夫妻の結婚式の時を…
思い出したりしながら……。
会場に…港斗&巴コールが湧く中で
お姫様抱っこされて…再入場して。

