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12歳年下の旦那さんとの甘い生活2
第19章 晴れない気持ちの前日

その晴れのマークが並んだ
その画面よりも、私の
12歳年下の旦那さんの
満面の笑みの方がよっぽど…
お日様よりも眩しいぐらい…で。
朝から…しとしとと雨は
降ったり、止んだりをしていたが
そんな雨も、気にしなくていいと
その笑顔を見ていると…
段々と…自分が…勝手に
1人であれこれと悩んで…
心配してたのがバカバカしくなって来て。
うじうじと悩むのは止めたんだけど。
『あれ?さっきから…なんか
そっちから焦げた匂いしませんか?』
鼻を動かしながら、
旦那さんがそう言って来て。
「あっ…あああぁっ!!
ごめぇえ~ん、港斗くぅん、
朝ご飯のフレンチトースト…
うっかりして…焦がしちゃた…ッ」
ストックしてある冷凍の
食パンをトーストするねと言うと
それでいいですよと旦那さんが
言って来て、きつね色を
通り過ぎて…黒い所がある
焦げた…フレンチトーストを…
朝ご飯に…笑いながら…食べて。
この…今朝の出来事も、
来年にはただの笑い話になるだろうし。
3年後、5年後にも…旦那さんに
このことで弄られるのかも知れないけど
それも10年とか経つ頃には
こっちも笑い話に出来るのかも知れない。
夫婦になるって…そう言う事
なのかなぁ…なんて、
焦げた香りが…染みてる
フレンチトーストを食べながら
巴は…しんみりとしながら
考えていて。
そんな騒動があったお陰で
朝からバタバタしてたから
洗い物する時間が無かったから
シンクに置いて置いて
水だけ軽く張って置いて
帰ってから洗う事にした。
その後も…遅刻しそうだったので
慌てて準備して家を飛び出したから
車を運転してる時に、
慌ててメイクしたから
眉毛をうっかり書き忘れてて。
職場の駐車場で、慌てて
持ち運び用のメイクポーチに
入れているアイブローで
パパっと眉毛を書いて
その日の朝は出勤した。
そんな…失態をしまくりの
朝で…、仕事でも何か
重大なミスをやりかねないな
って思いながらその日は
午前中の仕事を済ませて。
同じ部署の…同僚数人と一緒に
近くの喫茶店にランチをしに行った。
『生田さん、明日の結婚式
お天気大丈夫そうで良かったね…』

