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微熱に疼く慕情
第7章 【錯綜していく哀情】





お望み通り、速いピストンで攻めてくよ
アヘ顔がどんどん崩れていってるから目隠し取ってあげる
やっぱり直接顔見た方が私もおまんこにくるよ
万歳して喘いでる
頭上げて扱かれてるの見て興奮しきってるね
私の腰も止まんないよ
ほら、メスイキしろよ
自分で自分の身体汚しちまえ
アンアン鳴いて言えよ



「あぁっ……イかせてください、一華さん…っ」



私も汗ばむほどピストンしたのは初めてだった
こんな素晴らしいセックスがあったなんて……
途中からスローになってかもって錯覚に陥る
手枷着いた腕に引き寄せられ覆い被さる
扱いてたの挟んで「ピストン止めないで」と言われた
お互いの身体でヌルヌルちんぽ擦り付けるんだね
樹くんも腰を振って蕩けてる



「あっあっ……出ちゃう、一華さん、一緒に汚れてください……あぁっ…出るっ」



ビクン…!と大きく痙攣したからピストンを止めたら
ぶしゃあ…!と大量にトコロテン射精して私の胸や顎にまで飛び散る
樹くん自身も顔に飛んでる
凄いね、めっちゃ汚れてる



お互い精液塗れになってフリーズして、顔を見合わせ笑った
拭き合いながらも笑ってはキスして
もうこのままシャワー浴びた方が良くない?って事でまた浴びに行く



時間の許す限り私たちは溶け合った
ドMで絶倫って他にはないの
本当、貴重な存在
去るもの追わずな私でも
樹くんは惜しいなって思っちゃうかも



車で送る頃にはすっかり日も落ちて夜の9時を過ぎていた
“今から帰る”って先輩にはさっき送っていた
マンションに着いて、車から降りたら誰かが近付いて来てゾッとした



「え……隼人さん!?どうしたんですか?」



来るなんて聞いてないけど……何かあったのかな?
様子もいつもと違うかも……





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