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嘘が下手
第38章 告白
私はホテルに入る前に

携帯電話をマナーモードにした


誰にも邪魔されずに

ゆっくり過ごしたかった


マモルのケータイは

愛し合っている最中も着信音が鳴っていた


相手はガブだった

内容は携帯ゲームの連絡



薄暗い部屋のテーブルの上で

私の携帯も何度か着信ランプを点滅させた


最初はショットバーのシゲル

私の知り合いが来店して

電話しろって言われたんだろうと思った


祭の長老ヒデキさんからの着信

シゲルの店に行ったんだろう



しばらくして着信ランプがまた光った



マサトだった



ヒデキさんに呼び出されたんだ


複雑な気持ちでケータイを閉じる



マモル『出なくていいの?』

私『うん…

  たぶん飲んでるから出てこいってことだから…』

マモル『リカはモテるね!』


マモルはキスをせがんだ
 
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