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女性のための犯され短編集
第17章 職場の後輩に犯される

彼女は深夜まで仕事をする毎日だった。好きな仕事だったから、やりがいを感じていたし、それ自体は苦ではなかった。
ただ、このままでは仕事以外の生活がすべておざなりになってしまう。そんな思いが募り、30歳という節目の年、ついに独立を決意した。
上司にそれを伝えたときは、少し寂しかったけれど、新しい一歩を踏み出すワクワク感が──それを上回っていた。
送別会の日、同僚たちと笑い合いながら過ごした帰り道、3つ年下の後輩が彼女に声をかけてきた。
「先輩、俺と飲み直しませんか?さっきは席が離れてたから喋れなくて」
「そうだねぇ、でも、お店あいてるかな」
「俺の家、近いですよ」
「なるほど?」
後輩は少し照れたように笑いながらそう言った。
彼は仕事はあまりできないけれど、どこか憎めない可愛い奴だ。
それこそ初めの頃は報連相もわかっていない社会人らしからぬ有り様だったが、最近はミスも減ってきて、ようやく成長してきたね、と褒めてやったこともある。そんな男だ。
家にふたりきり…という躊躇がまったく無かったわけではないが、軽い気持ちで誘いに乗った彼女は、後輩のマンションへと向かった。

