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何度タイムリープしても……初恋の幼馴染は誰かに純潔を奪われる
第10章 3度目のタイムリープ~メンチカ編~

7月15日ーーー
またあの涼に心結の初体験を奪われた夏休み前の、あの日だった。
智樹は見覚えのない学校の教室で、ぽつんと席に座っている。
その時、目の前に立っている誰かの気配に気づいた。
「わっ……ココっ!? どうした?」
智樹は驚きの声を上げる。
ドキッと心臓が高鳴り、目の前にいる女子生徒の顔を確認する。
そこには微笑む心結がいた。
「そんなに驚いてどうしたの?ふふっ……私知ってるよ?プリンスロードのオーディション合格したんでしょ?」
柔らかな笑みを浮かべながら、心結が智樹を見つめる。
その言葉に、智樹は思わず息を呑んだ。
プリンスロード。
それは学校の近くに新しくできたコンセプトカフェ。
従業員のテーマを王子様にしたオシャレなカフェだ。
そこではファンがアイドルと触れ合えることを売りにしていて、瞬く間に人気が急上昇したスポットである。
その店には二つのメンズ地下アイドルグループが所属していた。
ひとつは先発のグループである
「ACEプリンス」
もうひとつは、後発の
「ZONEプリンス」
智樹は後発のZONEプリンスに、最近所属したばかり。
またあの涼に心結の初体験を奪われた夏休み前の、あの日だった。
智樹は見覚えのない学校の教室で、ぽつんと席に座っている。
その時、目の前に立っている誰かの気配に気づいた。
「わっ……ココっ!? どうした?」
智樹は驚きの声を上げる。
ドキッと心臓が高鳴り、目の前にいる女子生徒の顔を確認する。
そこには微笑む心結がいた。
「そんなに驚いてどうしたの?ふふっ……私知ってるよ?プリンスロードのオーディション合格したんでしょ?」
柔らかな笑みを浮かべながら、心結が智樹を見つめる。
その言葉に、智樹は思わず息を呑んだ。
プリンスロード。
それは学校の近くに新しくできたコンセプトカフェ。
従業員のテーマを王子様にしたオシャレなカフェだ。
そこではファンがアイドルと触れ合えることを売りにしていて、瞬く間に人気が急上昇したスポットである。
その店には二つのメンズ地下アイドルグループが所属していた。
ひとつは先発のグループである
「ACEプリンス」
もうひとつは、後発の
「ZONEプリンス」
智樹は後発のZONEプリンスに、最近所属したばかり。

