この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
天狐あやかし秘譚
第96章 純情可憐(じゅんじょうかれん)
「ああ・・・宝生前さん、キス・・・キスしてぇ・・・」
抱きしめて、キスしてほしくなって、私は両手を広げて彼を求める。彼は覆い被さるようにしてきてくれて、その身体の重みが心地よくて。
ちゅ、ちゅ・・・ちゅ・・・
何度も、何度も、フレンチキスをして、そして、最後には舌を絡め合う濃厚な深いキスをして、彼の唾液が流れ込んできて、彼も私の舌を吸い上げてくる。
ああ・・・気持ちいい・・・キス、気持ちいいよ・・・
身体も、心もトロトロになってしまう。
「宝生前さん・・・宝生前さん・・・・」
言葉にならない。心から溢れてくる気持ちが多すぎて、言葉が追いつかない。もう、名前を呼び続けることしかできない。
「もっと、もっと・・・気持ちよくなってください・・・」
彼の低い声で耳元で囁かれてどきりとして、「あっ♡」と、それだけでまた感じてしまう。
ぐちゅっと、今度は先程よりも太い何かが陰裂を割って入り込んでくる。
一瞬、その圧迫感で息が詰まりそうになる。
「んっ・・・♡」
中でくちゅくちゅと蠢くと、やっとそれが二本の指だと気づく。宝生前が私の中に指を二本、差し入れて、互い違いに動かしているようなのだ。
くちゅくちゅ・・・
くちゅくちゅ・・・
中で動かされるほどにいやらしい水音が響いてしまうようで、気持ちいいやら恥ずかしいやらで私は、その動きにただただ翻弄され、喘ぎ声を上げ、身体を震わせた。
たくさん刺激されて、お腹の奥、切なさが高められてしまう。高まってしまう・・・。
気持ちいいのだけど、足りない・・・もっと、もっと奥にと求める気持ちが溢れて、零れて・・・。
「ほ・・・うしょうまえ・・・さん・・・ホシイ・・・のです・・・
も、もう・・・ください・・・あなたを・・・あなたのください・・・っ」
あなたの瞳に私が映る。そこにいた私は、まだ夢の中にいるような、驚いたような顔をしていた。信じられない、信じられないほどの幸せ。
一旦、身体を離して、彼が避妊具をつける時間すら、私にとってはひどく惜しく感じる。いっときも、片時も離れたくない。準備ができて、もう一度抱かれた時、私はその寂しさに似た気持ちを、強く抱きしめることで顕にしていた。
抱きしめて、キスしてほしくなって、私は両手を広げて彼を求める。彼は覆い被さるようにしてきてくれて、その身体の重みが心地よくて。
ちゅ、ちゅ・・・ちゅ・・・
何度も、何度も、フレンチキスをして、そして、最後には舌を絡め合う濃厚な深いキスをして、彼の唾液が流れ込んできて、彼も私の舌を吸い上げてくる。
ああ・・・気持ちいい・・・キス、気持ちいいよ・・・
身体も、心もトロトロになってしまう。
「宝生前さん・・・宝生前さん・・・・」
言葉にならない。心から溢れてくる気持ちが多すぎて、言葉が追いつかない。もう、名前を呼び続けることしかできない。
「もっと、もっと・・・気持ちよくなってください・・・」
彼の低い声で耳元で囁かれてどきりとして、「あっ♡」と、それだけでまた感じてしまう。
ぐちゅっと、今度は先程よりも太い何かが陰裂を割って入り込んでくる。
一瞬、その圧迫感で息が詰まりそうになる。
「んっ・・・♡」
中でくちゅくちゅと蠢くと、やっとそれが二本の指だと気づく。宝生前が私の中に指を二本、差し入れて、互い違いに動かしているようなのだ。
くちゅくちゅ・・・
くちゅくちゅ・・・
中で動かされるほどにいやらしい水音が響いてしまうようで、気持ちいいやら恥ずかしいやらで私は、その動きにただただ翻弄され、喘ぎ声を上げ、身体を震わせた。
たくさん刺激されて、お腹の奥、切なさが高められてしまう。高まってしまう・・・。
気持ちいいのだけど、足りない・・・もっと、もっと奥にと求める気持ちが溢れて、零れて・・・。
「ほ・・・うしょうまえ・・・さん・・・ホシイ・・・のです・・・
も、もう・・・ください・・・あなたを・・・あなたのください・・・っ」
あなたの瞳に私が映る。そこにいた私は、まだ夢の中にいるような、驚いたような顔をしていた。信じられない、信じられないほどの幸せ。
一旦、身体を離して、彼が避妊具をつける時間すら、私にとってはひどく惜しく感じる。いっときも、片時も離れたくない。準備ができて、もう一度抱かれた時、私はその寂しさに似た気持ちを、強く抱きしめることで顕にしていた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


