この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール+α
第26章 LOVE Lesson2 H
いやいやでも、元々ヤナセは行動が読めないんだから、これくらいで動揺してちゃダメなのよ。
気合入れたのに、ヤナセの磁場に触れると直ぐに崩壊させられてしまう。
「大丈夫……でしたか?」
「はい! もう大丈夫です!」
気合を入れ直した私は、うっかり的外れな返事を返してしまった。
ヤナセは目を細めて少し首を傾ける。
「もう……大丈夫?」
ドヤ顔くらいの勢いでヤナセに笑顔を向けたのに、途端口元が引き攣りそうだ。
あっちゃぁ〜。
どうやって誤魔化そう。
ジィィィッと二つのヘーゼルが、おでこを射抜くように見詰めてきて額が妙にむず痒く感じてくる
やっぱり何から埋まっているの!?
そんな訳ないのに額を手で隠そうとしたら、ヤナセの手が頭に伸びてきた。
「ひゃっ!」
マイクロチップが抜かれる!!
半ば本気でそんな風に思ったら――――
「そんなに……大変でしたか……前回は?」
曲線を描いた指の背でヤナセは私の頬を優しく撫でながら、少し憂気な表情を湛えている。
その顔が余りにも美しくて一瞬眩暈が襲い、本当にチップが誤作動を起こしそうだった。
気合入れたのに、ヤナセの磁場に触れると直ぐに崩壊させられてしまう。
「大丈夫……でしたか?」
「はい! もう大丈夫です!」
気合を入れ直した私は、うっかり的外れな返事を返してしまった。
ヤナセは目を細めて少し首を傾ける。
「もう……大丈夫?」
ドヤ顔くらいの勢いでヤナセに笑顔を向けたのに、途端口元が引き攣りそうだ。
あっちゃぁ〜。
どうやって誤魔化そう。
ジィィィッと二つのヘーゼルが、おでこを射抜くように見詰めてきて額が妙にむず痒く感じてくる
やっぱり何から埋まっているの!?
そんな訳ないのに額を手で隠そうとしたら、ヤナセの手が頭に伸びてきた。
「ひゃっ!」
マイクロチップが抜かれる!!
半ば本気でそんな風に思ったら――――
「そんなに……大変でしたか……前回は?」
曲線を描いた指の背でヤナセは私の頬を優しく撫でながら、少し憂気な表情を湛えている。
その顔が余りにも美しくて一瞬眩暈が襲い、本当にチップが誤作動を起こしそうだった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


