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第3章 LOVE Lesson 1人目

「大丈夫？」

セイジは心配そうに私を見詰めた。

「うん…頭をぶつけた訳じゃないから……。」

綺麗な二重の瞳に、ドキドキする。

「本当？なら、良かった…。」

ふっと、目を細めて何とも優しく笑う。

倒れた体勢でもクラクラする。

私も目を細めると…セイジは顔を傾け近付けてきた。

あっもしかして…こ、これは……

ドキドキしながら目を瞑った…。

セイジの柔らかい唇の感触が……鼻先に当たる。

「へっ？」

思わず目を見開くと、悪戯っ子みたいに笑ってるセイジの顔が目の前にあった。