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背徳は蜜の味
第25章 人妻その二十五 ~企画モノAVでハメられて~

翔子は男二人に声を掛けられるのを今か今かと待ちわびた。
今日は朝から化粧のノリもよく、
下着からワンピースまでお気に入りのモノで身を包んでいた。
目鼻立ちの整った翔子は高校時代から男にチヤホヤされて、大学に在学中はミスキャンパスを三連覇したほどスタイルも良くて男子学生から憧れの的であった。
そんな翔子だからこそ、カメラのレンズは自分の美しさを再認識させてくれるので大好きだった。
カメラを携えた男二人は道行く女性から相手にされずに総スカンを食らい、この女でダメだったら引き下がろうと最後の最後に翔子に狙いをつけて近づいてきた。
「あの~、お嬢さん、ちょっとお時間いいですか?」
イケメンの男が女を釣るエサ役なのだろう。
飛びっきりの笑顔で翔子の行く手を遮るように仁王立ちになって、どう見てもフェイクのマイクを翔子の口元に近づけてきた。
「すいません、先を急ぎますので」
まず、最初の声かけで男を振るのが翔子の常套手段であった。
ここで引き下がる男ならば翔子の好みではない。
何度も何度も食い下がってくる男が翔子は好きだった。
「お時間を取らせませんので…
ほんの数分でいいんです。お話をしませんか?」
差し向けられるマイクを手で払って
「ごめんなさい、ホントに急いでいるので」と
男を無視して歩き始める。
「ついに今日は空振りだったな」
プリプリと揺れる翔子の尻をカメラに収めながら、カメラマンの男は撤収しようぜとイケメンの男に言った。
「撤収?バカを言うな!
あの女の尻を見てみな、完全に俺たちを誘っているじゃないか」
AV撮影では竿師の役目を演じるイケメンの男の目は狂ってはいなかった。
翔子は立ち去りながらも後ろから男がしつこく食らいついて来るのを待っていた。

