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背徳は蜜の味
第21章 人妻その二十一 ~デリヘルでお隣さんに指名されて~

「じゃあ、後のことはよろしくお願いしますね」

「ああ、送っていってあげたいのはやまやまだけれど、あいにくと仕事が立て込んでいてね」

「ううん、いいの
駅までタクシーで行くし、
向こうに着いたらお父さんが迎えに来てくれるから」

身重の妻である幸恵は大きなお腹を抱えて
着替えなどを詰め込んだキャリーバッグを引きながらエレベーターに乗り込んだ。

妻の幸恵は間もなく出産の予定日だった。
近所に夫である有田雄作の両親も住んではいるが、
やはり初産ということで実家で両親に面倒を見てもらう方が気楽だと里帰り出産を希望した。

仕事が立て込んでいるなんて嘘だった。
妻が里帰りをするのを雄作は首を長くして待っていた。
独身時代に戻ってデリヘルを利用して
見知らぬ女とセックスを楽しみたいとウズウズしていた。

妻を乗せたタクシーを見送って
影も形も見えなくなると
雄作はポケットからピンクチラシを取り出してワクワクしながら電話をかけた。

指定されたホテルに出向き、
ビールを飲みながらどんな女が来てくれるのかと待ち遠しかった。

電話をかけた派遣会社には一応タイプを告げてある。
ぽっちゃり体型は妻の幸恵で飽きているので
出来ればスレンダーな女性がいいと伝えた。
二十歳のピチピチギャルを推薦されたが、
どちらかというと落ち着いたタイプが好みなので三十代でお願いしますと指定した。

その指名なら、多少ブスであろうと
汚いおま○こであろうとも構わなかった。

雄作の股間は早く女とイチャイチャしたいと
溜まりに溜まった滾りを今か今かと揉みながら待ちわびた。

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