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カクテルバー 『cross×』
第2章 ドライ・マティーニ♪

どれくらい泣いただろう…
気が付くと 店には2〜3人の話し声が聞こえていた…
「出よう。」
私達は店を出た。
マスターは、カウンターから出てきてドアを開けて見送ってくれた…
そして、彼の肩をポンと叩いた。
その気遣いが嬉しかった…
私達は近くのイベント広場のベンチに腰掛けた。
「こうなる事が解ってたから…いいだせなかった!!」
「いつ解ったの…?」
「10日前…
仕事が終わって専務に呼ばれた。何年になるか解らないと言われて…」
「俺が携わってるプロジェクトが終わるまでは帰れない…」
あの日…
あなたはこんなに重い現実を抱えて私を抱いたんだね
――――――
私を忘れ無いため?
現実を忘れる為?
どっちだったのかな…
気が付くと 店には2〜3人の話し声が聞こえていた…
「出よう。」
私達は店を出た。
マスターは、カウンターから出てきてドアを開けて見送ってくれた…
そして、彼の肩をポンと叩いた。
その気遣いが嬉しかった…
私達は近くのイベント広場のベンチに腰掛けた。
「こうなる事が解ってたから…いいだせなかった!!」
「いつ解ったの…?」
「10日前…
仕事が終わって専務に呼ばれた。何年になるか解らないと言われて…」
「俺が携わってるプロジェクトが終わるまでは帰れない…」
あの日…
あなたはこんなに重い現実を抱えて私を抱いたんだね
――――――
私を忘れ無いため?
現実を忘れる為?
どっちだったのかな…

