この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の彼のお誕生日の話
第1章 秘密の男子会
『そうですか…ですよねぇ…。
僕も…お風呂…入って来ますね…』
そう言って肩を落としながら
バスルームへ向かって行く彼の
後姿はいつもよりも小さく見える気がする。
「あ、待って…港斗君…
一緒に…と言うか…もう
私は、入ったんだけど…
背中…流したりとか…する?」
『え?良いんですか?
じゃあ。頭洗って
身体…ある程度洗えたら呼ぶんで
背中…流して貰ったりしても良いんですか?』
いつも…一緒に入ってるから
あのお背中お流ししましょうか~ってやつ
そう言えば…洗い合いっこはあっても
した事…無かった様な…気がする。
「うん、じゃあ…リビングで待ってるね」
リビングのソファに座って
寛ぎながら葵ちゃんとLINEをして。
今日のお礼とかをしていたら
バスルームから彼が呼んでる声がして。
「うん、待てて~~!!今そっち行くから」
バスルームの方へ向かって、
自分の着ていた服を巴が脱ぐと。
少しだけバスルームのドアを開いて、
中に居る港斗に声を掛けた。
「港斗君、中…入ってもいい?」
毎日お風呂に一緒に入ってるし
生理じゃない日は毎日
してる…様な…感じ…だし…。
こんな事を確認するのも…
何だか…調子が狂ってしまう……。
『あ、はい…お願いします…』
ゴシゴシと…泡立てたスポンジで
港斗君の背中を洗いながら。
『巴さんは…今日は…
エビちゃんと一緒だったんですよね?
エビちゃん…どうでしたか?』
「うん…今度のデートが、
初めてのお泊りデートだから
楽しみにしてる…みたいだったよ?
前日の6日に…美咲さんのサロン
予約してるって話をしてたから…」
そう…今日の葵ちゃんの様子を
港斗君に報告すると何やら
考え込んでいる様子で。
「どうかしたの?港斗君」
『え、いや……その…
巴さんも…やっぱり……
僕とデートする時とか…に…
下着とかって新調したりとか……は?
したりとかって…したりするものですかね?』
「今は…一緒に…暮してるから、
毎日別の下着…はさ…、流石に
こっちも…何組あっても足りないし
そこまではね…、できないんだけど…
って…下着がどうかしたの?」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


