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ふみふみ
第15章 死去
それはアタシが見ていても分かる事だった。
そんなある日の夜の事だった。
七海ちゃんは智也がお風呂に入っている時に偶然スマホにメッセージが来たのを見てしまう。
そのメッセージにはこう書いてあった。
「今度、いつ家に来てくれるの?」
その発信者の名前は美雪と書かれてあった。
七海ちゃんはそれを見て非常に驚いたのだ。
もちろん智也にそれを追求した。
「美雪って誰よ?」
「友達だよ…」
「でも、美雪って名前は女の人よね?」
「だから、友達だよ…」
「でも、その女の友達の家にそんなに頻繁に行っているの?」
「だから、単なる友達だってば…」
そう言うと智也は怒って寝室に行ってしまう。
七海ちゃんは女の感と言うやつで、智也に女がいることを知ってしまう。
それに気づき、ショックを受ける七海ちゃん。
アタシは見ていられなくなった。
智也は他所に女を作ったらしい。
その女は智也よりも3歳年下の独身女性だった。
どこで知り合ったのかアタシにも分からなかった。
きっと、お店のお客さんか何かだろうと思っていた。
七海ちゃんはショックの余り激痩せしてしまうのだった。

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