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きのうの夜は
第2章 情事
「今日はどこに飲みに行こうか?何食べたい?」
「え?食べるものですか?」
「そうだよ、お腹空いだだろ?」
「はい、じゃ、お好み焼きとか食べに行きませんか?」
「お好み焼きか?それいいな…」
「お好み焼きにしましょうよ…」
吉村は関西出身だった。
実家は大阪にあったのだ。
お好み焼きにはうるさいと思われたが、その時私はお好み焼きが食べたかったのだ。
「どこの店にする?」
「自由が丘にお好み焼き屋さんがありますよ…」
「本当に?」
「ええ、多分そこは美味しいと思います…」
「なら、そこに行こうか?」
「はい…」
こうして私たちは自由が丘のお好み焼き屋に行くことになった。
この日は平日で水曜日だったと思う。
お店に入ると何故だか非常に大勢の人で賑わっていた。
そんなに大きな店ではなかった。
小さなお好み焼き屋さんだったと思う。
店員が座敷に案内してくれる。
靴を脱ぎ、座敷に上がった。
鉄板の敷いてある座席に腰かけて向かい合わせで座った。

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