この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
きのうの夜は
第6章 明日香村
「うん、少しだけね…でも、愉しかったわ…」
「ちょっとイラついてるな?」
「うん、少しだけね…」
「大丈夫か?」
「ご飯を食べて少しベッド眠れば大丈夫よ…」
「そうか?」
「ええ…」
食事をしている間、こんな会話をしていた様に思う。
食事を済ませてホテルに着くと、私はベッドへと倒れ込んだ。
メイクもまだ落としていなかった。
落とす気力もなかったのだ。
そんな疲れた私に吉村は迫って来た。
「いいだろう?」
「え?」
「この前は声が出せなかったけど、今日はホテルだからな…」
「ちょ、ちょっと、待って…」
「待てない…」
「いつも、そうやって強引なんだから…」
私はちょっとイラついてこう言ったのだ。
でも、吉村は聞こうとしなかった。
私の身体の上に覆いかぶさってくる。
そして、キスをしてきた。
始めはフレンチに、そしてディープキスへと変わってゆく。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


