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淫夢売ります
第48章 仮面の夜会/三夜目:ラ・カプティーヴ
「ええと、これは倉庫に、こっちは包装紙のコーナーに・・・えっと・・・あれ?これって・・・?」

佳菜江さんが少しこぶりなAma◯on配送便の段ボール箱の中身をしげしげと眺めている。中には紫色のドレッシングのようなボトルと更に紡錘形の膨らみを持った模造品のジュエルのような写真が掲載されている小さな箱が入っていた。

「ああっ!そ、それはいいの、佳菜江さん!」
佳菜江さんが見ている箱の中身がなにかということに気づいて私は慌てて彼女から箱を取り上げる。

「あ!ごめんなさい・・・優里さんの私物でしたか?」
確かに他の送付物については、配送先の名称が『ジュエリー夢里』となっているが、この箱については『松下優里』になっていた。一度にたくさん届いたので、会社宛ての荷物と、個人宛のそれが混ざってしまうのも無理はない。

ただ・・・

私の背筋に一筋つつっと冷や汗が流れた。
そこに入っているのは・・・。

二人にエクスキューズをし、私は慌てて、それをもって二階の自室に駆け込んだ。そっと、箱を開いてみる。

中身のひとつはバックローションと呼ばれている、アナル用の粘性の高いローションだった。そしてもうひとつは・・・。

箱を開けて中身を取り出す。先端が柔らかく丸みを帯びた紡錘形のシリコンの出っ張り。末端には紫色の宝石のようなオブジェが付いている。その最大の直径は約2.8cmのそれは、アナルプラグだった。

『リュネール様・・・』

それを握りしめてポツリと言うと、それだけで胸がどきりと跳ね上がる。
数日前に、リュネールに言われたのだ。

『ねえ・・・セルヴァ・・・私達を愛している?』
私の一番好きな『躾け』の後の甘い抱擁の時間。何度も、何度も唇に優しくキスをされ、耳元で囁かれる。

愛している・・・もちろん・・・もちろんです・・・
深く、深く・・・あなたになら、どんなことをされてもいいくらい・・・

だから私は答えた。うっとりとその目を見つめながら。
『はい』
と。

『ふふ・・・じゃあ、このお店を出ても私を感じてほしいの
 ね?ジュエを自分でも買いなさい・・・そうね、紫の宝石がついたやつがいい。デリエールを自分でも拡げて・・・そして、座るたび、歩くたび、私のことを、私達のことを思い出して。夜になる頃には、身体の中からトロトロになるくらい・・・ね?』
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