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第3章 旅先の一夜

華奢な彼女の細身の身体は、そんな匠の身体にすっぽりと包み込まれる。


…ｸﾞﾘｯ…･･ｸﾁｭｯ…


「――…はあｯんっ」


中からはＧｽﾎﾟｯﾄを、外からは敏感な突起を少々強めに指圧され

のけぞった柚子の首――

自分が衣を引っ張ったことで露わになった匠の胸に、彼女は頬をつけた。


「…ﾝ……はぁ…ｯ…アっ!!……はぁｯん…っ…!」


あまりにも激しい指使いに目頭が熱くなる

何かにしがみつきたくても、背後の彼には抱きつけない…

代わりに柚子は、浴衣を掴んでいない方の手で自らを捕らえる彼の腕に必死でしがみついていた。



「…ﾊｧ…ﾊｧ…っ…あぁｯｯ」

「ふっ…余裕がないな…」

「もう…っ…わたし…ｯ!」

「ｲｷそうか？」

優しく問い掛ける


「…ｯ…ゥん…っ…」

「ならｲｶせてやる…!」


素直に答えた彼女に熱い息を吹きかけると、匠は指の速度を速めた


甘く、淫らな喘ぎが強まり、柚子の閉じた目から涙が頬をつたい落ちる





もうダメ…っ



「……ぁぁｯｯ」



柚子の腰がビクッと小さく跳ね上がり、

彼女は絶頂を迎えた