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第1章 お菓子系少女Rika

「真田さん片付け手伝うよ。」

「何言ってるんだよ梨果ちゃん、君はそんなことしなくていいんだよ。」

「えーいいじゃん。これどこにしまうの？」

「え？ああ、そこのジュラルミンケースに…」

「わかった。」

「Rikaさん！お疲れっす！」

「お疲れ様です。」

「Rikaさん！とても可愛かったです。応援してます。」

「あ、ありがとうございます。」

片付けながらたくさんのスタッフさんに声をかけられた。

「梨果さん、お宅までお送りします。」

「あ、江崎さん、もう少し待ってください。片付けを手伝いたいので。」

「モデルのあなたがそんなことをしなくても…」

「もしかして江崎さんこの後ご予定が？」

「まぁ、別の子の現場がありますけど…」

「ですよね……真田さーん！！」

遠くで積み込みをしてる真田さんに声をかける。

「なんだい梨果ちゃん！」

「帰り家まで送ってー！」

「ああ、いいよー！」

「ね？なので江崎さん、戻って大丈夫です。」

「まったくあなたって子は……ここの荷物を車に積めばいいのね？」

「えっ、江崎さん時間は？」

「人数がいればすぐ終わるでしょ？よいしょ。」

「わわっ！江崎さん力持ち！」

「ふふっ、愚図るタレントを担いで運べるくらいにはね。」

「えーっ！」