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A crescent moon
第11章 愛愛
写真と指輪をポケットにいれ、家をでる。
ガレージにいき車に乗り込むと、マンションの前にパトカーが止まったのが見えた。
管理人室に二人組が向かっている。
何となく、自分のことだろうなと思いながらも車を出していた。
救急隊員が部屋に入ってきたときの、あの表情を思い出す。
左手の痣について黙っていると、何やら数人で話していた。
静かな車内に、美和の好きだったCDをかける。
明るい、恋の歌。
ちょっと調子外れな鼻歌を美和がいつも歌っていた頃が懐かしい。
赤信号になり、ふと、ポケットから写真を取り出し見た。
夕日をバックに、美和の肩を抱いている。
(そうだ...美和と離れる前にここだけ..)
ガレージにいき車に乗り込むと、マンションの前にパトカーが止まったのが見えた。
管理人室に二人組が向かっている。
何となく、自分のことだろうなと思いながらも車を出していた。
救急隊員が部屋に入ってきたときの、あの表情を思い出す。
左手の痣について黙っていると、何やら数人で話していた。
静かな車内に、美和の好きだったCDをかける。
明るい、恋の歌。
ちょっと調子外れな鼻歌を美和がいつも歌っていた頃が懐かしい。
赤信号になり、ふと、ポケットから写真を取り出し見た。
夕日をバックに、美和の肩を抱いている。
(そうだ...美和と離れる前にここだけ..)

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