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第19章 学年末

「じゃあマットから始めようか…
マットプレイはこの仕事の基本中の基本だからね
清美さん、僕の服を恋人だと思って脱がしてね」

言われた通り、丁寧にボタンをはずし、
衣服はちゃんとハンガーにかけた。

お互いに全裸になるとシャワーを浴びた。

「清美さん、キスは上手なのかな？」

明人店長に抱きついて清美は彼の唇にチュッと短いキスをする。

恥ずかしくてすぐさま唇を離してしまう。
「もっとだよ」そう言うと明人店長に
指でグイっと顎を取られた。

唇で唇を噛まれる。
甘くて愛しいキス…

『やだ…この人、上手だわ…』

その優しくて柔らかい刺激に眼が眩みそうになり、腰が砕けそうになる。

「ほら、舌、出してよ
熟女を指名する客はハードなプレイを期待するんだから、もっと大胆に責めてあげなきゃ」

言われた通り舌をおずおずと出すと、
その舌をジュルっと明人店長の口の中に吸いこまれた。

くちゅっちゅっちゅ…じゅるじゅる…！

室内に軟体動物が交尾するかのような
口内をまさぐる舌と舌の絡み合う音が響く。
唾液が唇の端からこぼれるほど、
そのディープキスは激しく
口の中でセックスをしているかのように舌が擦り合わされた。