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第24章 美鈴

私達は途中のお花屋さんに寄り、お墓に向かいました。

まずは母のお墓へ向かいます。


「お母さん、遅くなっちゃってごめんね？

私ね、お母さんが大切に育ててくれたのに美鈴を捨てちゃったの。
親不孝だって怒ってる？
でもね、海斗さんと出逢って幸せなの。

正直、後悔したりもしたんだ。
海斗さん以外は辛かったから…
でも今は平気だよ。
海斗さんが大好きだから。
お母さんは心配かもしれないけど、大丈夫だから安心してね。

きっと、美鈴としてここに来るのは今日で最後になると思うんだ。
でも、愛莉としてまた来るね。」