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第2章 ＳｉｄｅⅡ（沙絢(さあや)）～デートの約束～

「悪意のある言葉、冷たい眼、色々と。数え上げたら、キリがない。大人だけじゃないもんね、クラスメートだって、ずっとそうだった。幼稚園から仲の良い友達がたった一人いたんだけど、その子も高校に入ってすぐ、私と友達でいると、他の子に嫌み言われるからって離れていった。皆、そう。私を置いて、どんどん遠くへ行っちゃうの。パパもママも」
「酷い話だ、それで本当に友達といえるのか！？」